ほしのふるまち

ほしのふるまちってどんな映画?

映画「ほしのふるまち」は、同題名の大人気コミックが原作です。作者は原秀則。
英語タイトルは「WHEN YOU WISH UPON A STAR」(星に願いを、といったところでしょうか)、副題は「世界でいちばん優しい“再生”ラブ・ストーリー」と銘打っています。

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話の始まりは、東京で進学高校に通う主人公の堤恒太郎(中村蒼)の身に起こったことから語られます。
あろうことに3年生に進級できず留年という憂き目にあった恒太郎は、両親の計らいで親戚がある富山県氷見市に身を寄せながら、新たに高校に通うという提案に従うしかありませんでした。
転校先の高校では無事に3年生に進級できたものの、身に起きた事態から気持ちを切り替えることができずにいました。
そんな中たまたま出会った一ノ瀬渚(山下リオ)が同じ高校の同級生であるだけでなく、恒太郎の隣に住んでいることが分かったのです。
そんな環境で出会った二人は、次第に互いの距離を縮めやがて恋愛感情を持ち始めるというストーリー展開になっています。
副題にふさわしく、恒太郎も渚もそれぞれ高校生ならではの思いや家庭の悩みを抱えて、富山県氷見市での生活を送りながらも、自分の道を見つけ力強く歩んでいくさまが描かれています。

ストーリー展開は、映画化に際して原作にはない、いくつかの変更はあるものの基本は原作に基づいて作られています。
何より忠実なのが、富山県内での撮影と言えます。
ストーリー展開にリアリティーを出すために、富山県協力のもとロケはほとんど富山県内で行われています。
主人公やその家族以外は富山弁を使用し、富山県出身の柴田理恵や富山県知事出演がライブ感を与えています。

心を閉ざした恒太郎が親戚や先生、友人などに導かれて徐々に心を開いていく様は、見ている側も嬉しくなってくるような気持ちが湧き出てきます。
その一方、ありがちなストーリー展開という評価もあります。
しかしながらこの映画が成し遂げたのは、そのありがちな日常を普通目線で映像化することにあったと言えます。
人気俳優の中村蒼や山下リオを起用し、この年齢でしか演じることができない若者の心情を、大げさな演出を抑えて撮影されたのが特徴です。
そのため、固定カメラでの撮影ではなくあえて手持ちカメラで撮影し、微妙な揺れ感を演出しました。加えて、カット割りを短くせず、数分にも及ぶワンシーンを長回しにすることによって、まるで日常生活をそのまま見ているような感覚に引き込まれるような作りになっています。

そうした日常を描きだしながらも、印象的な言葉がいくつも登場します。
渚が恒太郎に言った「東京から逃げてきた!」「東京だと見えない星も、場所が変わればちゃんと輝くんだね」という言葉たち。
渚は恒太郎に数々の言葉を投げかけながらも、結局は自分自身を見直すために発した言葉であることを自覚し始めるのです。
そうした心情を吐露する渚に心が揺さぶられる恒太郎はやがて前向きになり、自分の「夢」を見出していきます。
エンディングに至る過程をつぶさに見守りたいような内容です。

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